「手汗やばいんやけど、これは正常なん?
異常やったとしてどんなくらい異常なん?」
この記事の内容
- 手掌多汗症のレベル(グレード)は?
- 手掌多汗症のレベルに応じた治療法(目次)
- 手掌多汗症のレベルに応じた治療法(具体的)
- 簡単な「汗診断」ができるサイト
手掌多汗症のレベル(グレード)は?
手掌多汗症にも人によって、捉え方はさまざまです。
病院によって、そのレベル分けはさまざまですが、症状の度合いをレベル(グレード)で、分けている目安があります。
いろんなチェック項as目があったりもしますが、まとめてしまうと以下のようになります。
レベル1:(軽度) | ・湿っている程度 ・触ると汗ばんでいることがわかる程度。 ・紙が湿る程度 |
レベル2:(中度) | ・水滴ができているのが見た目にもはっきりとわかるほど、濡れている程度 ・ハンドタオルで拭っても汗が出続ける状態 |
レベル3(重度の手掌多汗症): | ・盛んに水滴ができて、汗が手のひらから滴下する程度 ・水滴が落ちるくらい出るならレベル3 |
ちなみに私は、基本状態でレベル2程度、調子によって、レベル3のようになります。
レベル1くらいであれば、「制汗剤」だけで対処可能だと思います。
レベル2くらいなら制汗剤、それでもダメな場合は、「ボトックス」との組み合わせとかですかね。
レベル3までいくと、おそらく制汗剤だけでは心元なく、複数の治療を組み合わたりすることで対応となります。
手掌多汗症のレベルに応じた治療法(目次)
手汗のレベル①の方
①制汗剤(クロルヒドキシアルミニウム、ミョウバン、塩化アルミニウムのいずれか)
②ボツリヌス注射
手汗のレベル②の方
①制汗剤(高濃度の塩化アルミニウムなど、制汗作用の強めのもの)
②ボツリヌス注射
手汗のレベル③の方
①制汗剤(塩化アルミニウム)
②ボツリヌス注射
③胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)
現時点で私なりのベストと思う対策方法です。
手掌多汗症の治療方法として、「イオントフォレーシス(電気での治療)」もありますが、繰り返し通い続けないといけないこと、あまり繰り返し続けると逆に効果がなくなってくるとのことで、あまり有効的とは言えません。
手掌多汗症のレベルに応じた治療法(具体的)
制汗剤での治療法
制汗剤はもっとも手軽にできる対策です。なのでこれから対策の一つとして考えているのであれば、
まずは制汗剤で対策してみるのが、費用や副作用の無さ、手軽さの面からベストな選択です。
ボツリヌス注射での治療
ボツリヌス注射は、ボツリヌス菌毒素を用いた神経毒素で、A型からG型までの7種類があります。
このうち多汗症の手術に使用されているのはA型で、交感神経から「発汗の指令」をしている「アセチルコリン」を抑制します。
方法は、手のひらに2cm感覚で注射をしていきます。すると3,4日から1週間程度で汗の量が減少して、
それからは約半年程度まで効果が持続します。
制汗効果はかなり高いわりに、これといった副作用もなく、とても有効的ですが
持続が半年程度なので、繰り返し受けないといけないというデメリットもあります。
胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)
胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS) は、多汗症治療の最終手段とも言われています。
まずその効果の有効性はかなり高く、手のひらの多汗症に対して、ほぼ100%有効と言われています。
方法は、全身麻酔をして胸部の交感神経節を切り取るか焼き切る方法で、安全性は高いです。
ただしその効果の反面、代償性発汗と言って、手のひらの汗が出ない代わりに、背中やお尻などから、異常なまでの汗をかく副作用が見られます。
最近は、交感神経を最適量のみ取り除くことで、代償性発汗の汗の量をを抑えることができるようですが、
ほとんどの確率で代償性発汗がでることには変わりなく、本当に最終手段といっていい対策です。
簡単な「汗診断」ができるサイト
パースピレックス(デトランスα)のメーカーWEBサイトでは、どんな制汗剤がより適切なのかの簡単な汗診断もしています。
パースピレックス 公式サイト(英語です)
内容はとてもシンプルで、質問は全部で4つ。5種類の答えが用意されています。
質問01:「どのくらい」汗で困っていますか?
0. 日常生活で、気にしたことはない。
1. 日常生活で、時々困ることがある。
2. 日常生活で、頻繁に困っている。
3. 日常生活で、毎日汗に困っている。
質問02:「どこの」汗が気になりますか?
・アンダーアーム(ワキ)
・足汗、手汗
質問03:汗のどのような要因で悩んでいますか?
・「汗」そのもの
・汗による「ニオイ」
・「汗とニオイ」
質問04:どんな肌ですか?
・普通です
・敏感肌です
回答5種
・必要なし
・コンフォートタイプ(標準に比べて、より刺激の少ないタイプ)
・オリジナルタイプ(標準タイプ)
・ストロングタイプ(標準に比べて、より強力なタイプ)
・手汗・足汗用ローション
あくまでもカンタンな質問に対する目安なので、
あまり詳しいものではございません。笑
私個人としては、肌が強いわけではないので「敏感肌用」を使っていましたが、
「標準タイプ」であっても特に肌への刺激は感じなかったので、
現在はより作用が強く、肌刺激も気にならない「標準タイプ」をずっと愛用中です。
制汗する作用が日本製の制汗剤に比べて、とても強く、
真剣に「汗」や「ワキガ」を止めたい方には、デトランスαはかなりお勧めです。
選び方、デトランスα全4種の比較に関しては、結構がんばって記事を書いていますので、ぜひこちらも見て見てください。
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