
「3級から1級まであるし、コスメコンシェルジュの資格まで取れるみたいだけど、やっぱり難しいのかな?」
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 「日本化粧品検定って何?」がわかります。
- 私の1級合格にあたり行った試験の私の対策方法がわかります。
さっそくですが私、『日本化粧品検定』1級を受験しました。
日本化粧品検定とは、一般社団法人日本化粧品検定協会が行う試験で「化粧品のプロ」を育成するための検定です。
試験の日程は、主に年に2回、5月下旬と11月下旬頃に開催されています。
主催者は、一般社団法人日本化粧品検定協会代表理事の小西さやかさんという方で、2018年1月にあった「化粧品開発展」という化粧品の展示会にも、直接ご本人様がご出展されていました。(思ったよりずっとお若く美人さんでした…)
私が日本化粧品検定を受験した理由
試験の目的は人それぞれですが、受験者の70%が美容業界ではたらいている方ということなので、
化粧品関係の販売員、化粧品メーカーに就職希望の方などが多いのではないでしょうか。
私はといいますと、私の受験理由はオシゴトで「化粧品の開発」を担当したことがきっかけとなります。
化粧品開発の担当にあたり、それに関する知識として「日本化粧品検定」「化粧品成分検定」を取り、概要を掴もうと考えました。
日本化粧品検定とは?
日本化粧品検定は、生涯学習を目的とする一般の方々をはじめ、学生、美容従事者を中心に幅広い年齢層の方を対象に、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指した検定です。
美容皮膚科学、化粧品の基礎知識、法律など各分野の専門家30名以上に監修された内容に基づき、体系的に専門的な化粧品や美容の知識を学ぶことができます。
SNS等の発達による情報過多社会において、正しい知識を得ることで必要なものを取捨選択できる力が身につきます。ご自分の美容知識として、あるいは化粧品のプロフェッショナルとして、日々の生活やお仕事などさまざまな場面で活用できます。
参照:https://cosme-ken.org
試験の程度と内容
試験は3級,2級,1級とあり、3級はネットで無料で受験できます。
全20問の80%合格です。
「化粧品検定はこんな感じなんだ」という例題的な感じです。
気軽に受けられるので、是非。
また、3級・2級を合格していなくても、
いきなり1級に挑戦することもできます。
試験の内容
試験の内容は、3級が「日本化粧品検定がどんなものなのか」が
わかるくらいのテストです。
2級は実際に受けていないので、なんとも言えませんが、
1級でもそこまで深い印象はなく、広く浅くといった感じです。
試験費用と内容
試験費用は、このような感じで、1級となると資格試験の中では結構高額な金額設定かもしれません。あとでもう少し詳しく記載しますが、筆記・マークの混合で、70%前後の正答率なら、見事合格となります。
引用元:https://cosme-ken.org
私は、仕事でも関わりがあるので、どうせなら1級まで取ろうと思っていたことと、
受験費用の節約のために、最初から1級を受験することにしました。
一般的な難易度・合格率は?
第6回日本化粧品検定の実績(2016/5) |
1級:72% |
2級:71% |
第7回日本化粧品検定の実績(2016/11) |
1級:61.5% |
2級:68.9% |
第9回日本化粧品検定の実績(2017/11) |
1級:65.3% |
2級:68.9% |
第10回日本化粧品検定の実績(2018/5) |
1級:65.4% |
2級:62.8% |
おおよそ、60%-70%の合格率といったところでしょうか。きちんと勉強したら取れるし、きちんと勉強しなかったら落ちるという、ちょうど良い感じの難易度だと思います。
追記、結果が届きました。
結果が到着しました。結果は…
合格できました!
資格ひとつとはいえ嬉しいです。試験前は、1級の教科書しかもってなくて、1級では2級の範囲も少し出題されることに気づかず焦って試験会場であった人に2級の教科書を見せてもらうなどの準備不足感はありましたが、1級の教科書は結構読み込んでいたので、大丈夫でした。
とはいっても、この資格を持っているから、めちゃめちゃコスメに詳しくなっているかといわれると、そうでもないと思うので、きちんと私コスメのプロやで。別名コンシェルジュやで〜(※コスメコンシェルジュと名乗るには別途、日本化粧品検定協会に入会の後、コスメコンシェルジュ研修プログラムの受講が必要)と言うためには、今後さらに知識を深めていく必要がありそうです。
合格した個人として感じる難易度は?
合格したから、言えることかもしれませんが、
はっきり言うとそこまで難しくないです。
しっかりと勉強すれば、たぶん取れます。
ただもちろん教科書を理解していないともちろん解けません。
最初、教科書を見て「精油」の種類などを見たときは、
「うわあ…」って感じでしたが、何度か教科書を見ていると段々と負荷が減ってきます。
なので繰り返し読めば、大丈夫です。(私は5周くらいは読みました)
試験は、ひっかけ問題や細かな問題、頭を悩ませるような問題はほとんどなく、
教科書に書いてあることを頭に入れておけばそのまま答えられるので、
きちんと読んで頭に入れたのかそうでないかが合否を分けるかと思います。
結果を踏まえて、あたらめて勉強方法を考えてみる。
結果からいいますと、勉強方法はいたって単純です。
- まず教科書を5回くらい読んで大枠を掴む
- 問題集を3周くらいする。
- あとは間違っているところを中心にその繰り返し
上記でも述べましたが基本的に、
教科書に載っていることしか出ません。
なので、教科書をほとんど覚えてしまえば、絶対合格できます。
私のタイムスケジュール
- STEP.1試験60日前〜30日前教科書を5周くらい読む。
最初は聞きなれない内容、専門的な成分など、頭にスッと入ってこなかったので最初はわかるようなところ、全くわからないところが入り混じっているような感じで、読み流すのにもなかなか時間がかかりました。
でもわからないところもあまり気にせずさらっと読み流しを3周したあたりから、おおよそ書いてあることが何を言っているのかはわかるようになってきました。
- STEP.2試験45日前〜30日前問題集を解いてみる。
教科書でおおよその試験内容や範囲は掴めたので、今度は試験は「だいたいこんな感じな試験なんだな」ということを掴む為に、1ヶ月前あたりから問題集に取り掛かりました。(※問題集は後輩にあげたので、写真は化粧品成分検定の問題集での解き方例です)
テキストや問題集を大切に使用する方もいますが(試験会場で帯付きの教科書を持ってきている人もいます)テキストはどんどん書き込んだ方が良いです笑。
上の写真に載せているように、私は問題集にはの左側に◯や×を書き込んで、×が多いものを中心に解決していきます。◯は3回連続正解ならもう解かなくて良いです。選択問題なので3回正解したならもう大丈夫です。
- STEP.330日前〜試験当日繰り返して間違えた問題を減らす作業。
あとは繰り返しです。問題集を解いて、わからないところは教科書で見てその場で覚えましょう!徐々にわからないところを無くすこと。それを繰り返すのみです。
試験対策に必要なテキストは?
実際の試験問題も、問題集に記載のあるような内容と同じような問題が出題されたので、
対策は、公式テキストと問題集でまず問題ありません。
試験問題は、公式問題集と似たような形式で出題されるので、確実に合格したい方は必須です。
問題集に関しては、公式WEBサイトのみからの販売のようです。
全て押さえるためには、2,3級の教科書や問題集を平行にて購入することが安心ですが、私は1級対策の教科書と問題集だけで、少し点数に余裕をもって合格(自己採点)できました。なので1級対策のテキストと問題集のみでも十分合格は可能だと思います。
ありそうなQ&A
Q:美容業界で働いておらず、勉強も初めてなのですが、独学で合格可能ですか?
A:可能です。人によりますが、きちんと勉強されたら3ヶ月もあれば合格は十分可能だと思います。現に私も初めて見る項目も多々ありましたが、そういう項目は重点的に繰り返し読み、対策をしました。
Q:試験対策セミナーは受講した方が良いのでしょうか。
A:受けられるなら受けておいた方が良いと思います。私はセミナーを受けるなら、その分は努力で補う精神なので、受けていませんでしたが、やはり受けた方がきちんとした理解は深まると思います。ただ必須ではないので、こちらは余裕があればお好みで良いと思います。
Q:資格を持っていたら就職で有利でしょうか。
A:この資格だけで合格に大きく関わるかどうかは企業によりますが、多少の評価はされると思います。私も化粧品メーカーの一人(有名企業ではないです笑)ではありますが、
例えば化粧品の会社で、TOEICや簿記等を持っていても、すごいね。程度にしかなりませんが、『日本化粧品検定1級』を取得しているとなると、多少の知識や興味があると認識ができますので、十分評価に値する資格だと思います。
Q:じゃあ具体的にどういった企業の就職に有利なの?
A:例えば、「化粧品メーカー」を始め、「原料メーカー」「OEM会社」「容器メーカー」「卸会社」「美容販売員」など、化粧品関連の業界は幅広く、これらの会社なら多少有利に働きます。なので試験に合格すれば就職の幅をかなり広げられるのではと思います。
よく読まれている記事



コメントを残す