手汗を止めるには「メタ認知能力」を鍛えると良いかも。

メタ認知能力とは?

まずメタ認知のメタとは「高次元」という意味で、ざっくりいうと、自分が何を考えているのかやどう行動しているのか等を客観的に認識することで、自分自身の認知について把握することのできる能力のことです。

自分がどう感じているか。
反応してしまっても、「反応したな」と認識できるので、それで反省したり、自分の行動をより適切に変化させたりすることができます。

メタ認知が高い人は、「他人から見た自分」と言った第三者目線を自分自身で感じ取ることができたり、客観的な視点で分析できるので、物事を広く捉えることができ、大きな間違いを犯すことが少ないです。

逆にメタ認知がない人は、観察したりすることをあまりしないので、視野が狭く、自分の行動で、相手が不愉快にしていても気づかなかったり、逆に相手がどう思っているかをわからないから過剰に被害妄想やに反応をしてしまったりと、いわゆる周りが見えないといったことにも、多く遭遇します。

つまり、メタ認知が高い人は、緊張する場面においても、ああ、緊張しているみたいだ。と自分を「客観的な視点」で見つめてみたり、誰も私を気にしている人はいないと思うことで緊張しない。と「分析ができている、わかっている」といったことができるので、「精神的」なことが原因で出る汗に関しては、有効だと思っています。

なぜ手汗なの?

汗を出す汗腺には、「エクリン腺」「アポクリン腺」という2種類があります。
アポクリン腺は、「脇」などの局所だけの汗腺なので、ここではおいておいて。

エクリン腺においても、
・「暑い」「寒い」などが原因で出る汗
・「精神的」ことが要因で出る汗 として、厳密には2種類あります。

このうち、「精神的」な要因ででる汗は、「手のひら」「足の裏」そして「額」です。
これらは全身に汗をかいて体温の調整の為の機能とされている「温熱性発汗」とは異なります。

冷や汗をかく。や、手に汗握る。といったように、
「精神的発汗」が原因とされている際にでる汗の箇所は、「手のひら」「足の裏」「額」なのです。

まとめ

精神的なことが原因で、出る汗に関しては、
ざっくりいってしまうと自分への関心・意識が過敏な人に多い傾向があります。

よくスピーチで、みんなジャガイモだと思ってしまえば良いという無茶な妄想が効果的だともいいますが、いわばそうで「相手にとって、自分がどう映っているのだろう。」という自分への意識が、精神的な発汗を引き起こしている要因でもあります。

ここで、先ほどのメタ認知というものが「手助け」となりえます。客観的に自分の精神状態を認識して、コントロールすることできれば、反応したり、変な妄想をして、精神的に負荷が掛かることを軽減されるからです。

たとえ緊張していたとしても、「ああ、緊張しているみたいだ。」というように自分で自分を観察して見てください。焦るのではなく、あくまで冷静にです。合理的な判断をしてみてください。

簡単ではないかもしれませんが、メタ認知力というものは、上記のように意識するだけでもトレーニング次第で、鍛えることは可能です。(というか癖とか慣れていくものだと思います。)

また「こうやったら大丈夫だった」という経験をを自分の身体で、認識してしまえば、さらに軽減することも可能です。

もしも今、過剰に反応したり、精神的なことが原因で汗が止まらないような方は、客観的に自分を観察して、精神を客観視することで、「精神的なことが要因」である、手汗などを軽減させることを意識してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です