【手足多汗症療法】イオントフォレーシスで手汗は止まるの?

手のひらに大量の汗をかいてしまうと、人と手が合わさる場面が苦手になったり、スマートフォンや書類が濡れてしまって差し支えたりと、多くの支障をもたらします。

また足の裏の汗も、クツの中が常に蒸れて嫌な臭いが篭ってしまったり、フローリングに足跡がついたりとこれまた支障をきたしてしまします。

上記のような、手のひらの汗や、足の汗を改善する為の療法として、「イオントフォレーシス」というものがあります。

イオントフォレーシスとは?

イオントフォレーシスとは、手のひらや足の裏を、水の入った容器の中に浸して、そこに微弱な電流を流すことで、手のひらの汗や足の裏の汗に有効とされている療法です。

水が電気分解されて発生した水素イオンが、汗の出る線である「汗腺」をブロックし、汗の出口を小さくすることで、発汗の抑えられるという仕組みです。

エクリン腺に効果があり、アポクリン腺にはあまり有効とされていません。脇にも使用されることもあるようですが、脇ではエクリン腺とアポクリン腺とが混在しているので、それほど効果は見込めないかもしれません。

メリットとしては、メスや注射を使用することがないので、肌が傷つくことはありません。また施術も少し電気のピリピリとした感覚があるだけで、痛いほどではありません。

ただし、効果の持続時間は、数週間から数ヶ月と短く、特に施術の初期は、1回20分程度の治療を週に2〜3回以上、継続して繰り返し施術を受ける必要があり、効果を感じてからも持続時間が長くないので、1~2週間に1回程度は、定期的に施術を受け続ける必要があります。

また長期に渡って繰り返しこちらの治療をしていると逆に効果がなくなってくるというお話もあります。

おすすめの人

・中程度(レベル2程度)の多汗症の方

・飲み薬や手術等における副作用や後遺症が気になる方

多汗症のレベル

レベル1:手が湿っていて、触ると汗ばんでいるとわかる程度。

レベル2:水に水滴ができていて、見た目で汗ばんでいることがわかる程度

レベル3:水滴が十分にできて、汗が滴り落ちる程度

おすすめしない人

・病院へ通うことは難しい人(継続して治療を受けることが困難な人)

・多汗症度合いがそこまで酷くない人(重度の多汗症であれば効果に満足出来ない可能性があります。)

施術の流れ

病院での施術の流れとしては、まずカウンセリング等で汗の症状や等を確認し、治療方法の説明をします。

そして、具体的な施術として幹部(手のひらの汗を止めるのなら手のひらを)を水に浸します。

次に、水に電流を流します。電流は10~15mAh程度の微弱電流で、じんわりと小さな刺激を感じます。この電流を20分程度続けます。

1回の施術の流れとしては、以上です。あとはこれを週に2~3回以上繰り返し継続して通う必要があります。だいたい2週間から1ヶ月も通えば効果が現れます。効果が現れてきたのであれば、通院の頻度を週1か2週間に1回程度へと減らしても大丈夫です。

逆にこの時点で効果がないようであれば、おそらくこの治療法で効果を得られる見込みは薄くなります。

[aside type=”warning”]イオントフォレーシスにおける注意点

●継続して治療をおこなう必要があります。途中でやめたり頻度を少なくして治療の空き期間を伸ばしてしまうと効果を感じづらくなります。

●重度の多汗症の方は、満足できる効果を得られない可能性があります。

●ペースメーカーの装着者や、骨折などによって金属を体内に埋め込まれている人には施術できません。

●稀に、痒みや湿疹、炎症といったものができる可能性があり、その方は使用を中断した方が良いです。

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治療における費用

病院により多少変動はありますが、初診料は約2千円程度、それからの通院は保険適用の3割負担で、1回千円程度で治療を受けることができます。

副作用について

基本的に副作用はありません。

強いていうのであれば、稀に合わない人がいるので、手が痒くなったり、炎症を起こしてしまう人がいるようです。そのような方は、すぐに治療を中断し、別の治療法を検討した方が良いかと思います。

治療を受けられる場所

基本的には、病院の皮膚科です。

しかしイオントフォレーシスを導入しているかどうかは病院によってさまざまなので、一度近くの病院に問い合わせ等をした方が良いかと思います。

また継続して通うことが必須となるので、立地面にも気を配って選ばれることをおすすめします。

自宅でイオントフォレーシス治療ができる機械、『ドライオニック』

イオントフォレーシスには、自宅でも同様の効果が見込める機械が販売されています。

ドライオニックという機械で、自宅で上記の治療法と同様の手順で行います。

機械は2万円程度と比較的安価で、かつ自宅でできるので、通院が面倒という方はドライオニックを購入してみるのも良いかと思います。

ただし、性能としてはイオントフォレーシスよりも若干劣るともされており、あくまでも簡易版イオントフォレーシスと認識して使用してみるのが、良いかと思います。

まとめ

イオントフォレーシスは、効果もあるローリスクで汗の抑制を見込める方法です。しかし効果の度合いや継続時間はあまり高いものではなく、また継続した治療が必要となるので、時間対効果的なものでいうとあまり効率の良いものではないかもしれません。

しかし副作用がないというのはとても魅力的ではあります。効果を感じづらい方は、塩化アルミニウム液などの塗り薬などと併用することで、さらに満足のいく結果が得られる可能性が高まります。

つまり、イオントフォレーシス治療をしながら、制汗剤を使用することで、だいぶんマシになるかと思います。

また、自宅でイオントフォレーシスができる「ドライオニック」というものもインターネットで販売しているので、イオントフォレーシスで効果を感じて、自宅で代用したい方は、購入してみるのも良いかもしれません。

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