こんにちは。おさりです。
以前まで化粧品メーカーで制汗剤の商品開発を担当していました。
職業上、今まで5,60種類以上もの制汗剤を使用してきましたし、
デトランスαの愛用歴は、7年ほどになります。
デトランスαは、なにを選んでいいかわからない方はまずデトランスαを選べば、間違いないと思います。
というのも、日本製の制汗剤だと、薬事規制が厳しく作用が乏しいと感じる確率が高いです。
デトランスαは作用が強いので、制汗作用はおそらく満足できると考えますが、もしこちらで満足できなければ、デトックスなどの手術を。
こちらで作用がありすぎてキツイようであれば、もう少し抑えめな制汗剤、というふうに次の行動も取りやすいので、
制汗剤選びで迷っている方は、まずデトランスαのオリジナルタイプから入れば間違いないです。
しかしデトランスαは、作用に大きく期待できる半面で、日本製の作用の弱い制汗剤に比べて、人によってはヒリヒリと感じてしまうことがあります。例えるなら、アルコールなどで手を拭いていて痒くなる感じです。
今回の記事では、デトランスαで痒みが出てしまった際の対処法、痒みが少なくなる使い方を記事にしています。
また、部位は「手のひら」とか「ワキ」も同様なので、両方とも網羅できる記事にしています。
この記事の目次
- デトランスαを使った時の副作用
- デトランスαで肌に痒みが起こりやすい人
- デトランスαなどの制汗剤で肌が荒れる原因と
- デトランスαの副作用を回避する方法
– 副作用を回避するために「頻度や塗布量を調整」する方法
– 塗布する「濃度」を下げて副作用を回避する方法 - デトランスαで副作用を回避する方法のまとめ
まずデトランスαについての前置きですが、「汗を抑える作用」に関しては、制汗剤の中では群を抜いていると感じています。
といいますのもデトランスαは、医療先進国デンマーク産の商品なので、日本薬事規制を受けていません。つまり日本製では製造できない処方なので、制汗成分が日本規制を越えて配合されています。
なので、日本製だと、Amazon等でレビューなどでよくある「効果がない」「汗が止まらない」と言った声が圧倒的に少なく、汗・ワキガに悩んでいる方が最終的にたどり着く商品です。
デトランスαで起こりうる副作用の種類
制汗の作用が強いと、どうしても肌に対しておおきく作用しているので、肌の強くない人は、刺激を感じる方もいます。
デトランスαで起こりうる副作用としては、
刺激性の皮膚炎
です。つまり、痒みやかぶれですね。
逆に間違った?情報として「アルツハイマー」の原因説がありますが、これは最近の論文では、なんの根拠もないとして否定されています。
シンプルにいうと、「作用があるので、刺激もある」といった感じで、
逆に刺激のない制汗剤、顔にも使えてしまうような制汗剤だと、制汗の作用自体に納得いかない可能性が高いです。
また、飲みぐすりの副作用である、喉の渇きや手術系の副作用、代償性の発汗に比べると痒くなったら使用する濃度を少なくしたり、使用を休止したら通常治るので、副作用は、あまり意識せずとも大丈夫だと考えています!
デトランスαで肌に痒みが起こりやすい方はどんな人?
これは端的に言ってしまえば、肌の弱い人に起こりやすいです。
あとはタイミングですが、脱毛後などの肌が傷ついている状態なども控えた方が良いです。(脱毛後は48時間程度は控えた方が良いです)
アレルギー体質の方、アトピー持ちである方などは、まずは濃度を低くして使ってみて、
様子を見ながらの方がいいと思います。*やり方は下に記載しています。
デトランスαなどの制汗剤で肌が荒れる原因は?
- 塗布する量が多い
- 塗布する頻度が高い
- 塗布する場所が傷ついている
上記3点だと思います。
もっとも多いのは、①です。
これはシンプルに、塗布量を調整すればokです。
私が愛用しているのは、デトランスα(標準タイプ)でして、手は問題なかったですが、ワキに塗布している際に少し痒みを感じました。
これは脇の毛を処理しながら使っていたからなのですが、肌が敏感な状態であるときは特に使用に気を使った方が良さそうです。
使用方法も普通に使っていたつもりなんですが、ヌリヌリとしっかりと塗っていると私にとっては塗布量が多すぎたみたいですね。
量を調整することで解決しました。
さらにいうと量だけでなく、濃度を薄くするという裏技もありますね。
デトランスαの副作用を回避する方法
解決方法としては、
まずは塗布量を調整することです。
デトランスαの副作用を回避するために「頻度や塗布量を調整」する方法
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まず正しい使用方法をしているかどうかですが、
説明書には、”1日1回夜、適量塗っりよく乾かしてください。使い始めの2週間から1ヶ月間は毎晩使用し、汗をかかなくなったと感じたら、週に5回、3回と使用頻度を減らしてください。”
とあります。
なので、まずは1日に何回も使っていると、刺激を感じやすいです。使用頻度を減らしましょう。
とりあえず取り扱い説明書通り、最初は毎晩使用して、
作用を感じてきたら、徐々に週に5回 → 週に3回とするのが良いです。(私は現在、週3回で使っています。)
また、塗布量が多すぎる場合は、適量でokです。
適量の目安ですが、いわば液体が付いていたらok。
何回も塗布を重ねて、たっぷり塗らなくても大丈夫です。
塗布する「濃度」を下げてデトランスαの副作用を回避する方法
上記で解決しない場合は、
まず水の浸したコットンにデトランスαを塗布し、
そのコットンで、ワキや手のひらなどの気になる部分に塗布する方法があります。
これは「水に浸した」コットンなどに、
デトランスαを塗りまして、それからワキや手に塗るというやり方で、
これでデトランスの濃度を自分の好きなように調節することができます。
ロールオンでも液体でもできますが、
まずは水に浸したコットンにデトランスを塗ります。
そして気になる部分に塗るだけです。
水の量とデトランスαの配合量を調整することで、
少しだけ薄めて使ったり、濃度を半分くらいに薄めることができます。
肌の弱さに自信のある方?は、
コットンで調整しながら使用いただくことで、
痒みは出なくなると思います。
あと、それがめんどくさいという方は、直で塗った上から水を少し塗れば、濃度は薄くなります。
あとは、どうしても「塩化アルミニウム」が合わないという方は、
他の制汗剤を使用する。というのも手です。
他によく使われているのは、
・クロルヒドキシアルミニウム
・パラフェノールスルホン酸亜鉛
などですね。
ただしデトランスαに比べると制汗作用は見劣りすると思ってください。
その分、肌刺激が少ないので、どちらを重視するかですね。
「クロルヒドキシアルミニウム」使用のものなら、こちらの記事で紹介している、
勉強堂デオドラントクリーム
手汗多汗症を止める制汗剤を正しく選ぶ方法【完全版】元開発担当の選び方
がお勧めです。
理由は、コスパです。
似たような処方のものなら結構ありますが、
この価格は、ずば抜けて安いです。
この処方ならお子様とかアトピー持ちのかたも、濃度の調整なしで濡れます。
あとは、
「パラフェノールスルホン酸亜鉛」
という成分を使用した制汗剤ですが、
これは、正直制汗作用はたいしたことないです。
色んなパラフェノールスルホン酸亜鉛使用の商品を使いましたし、
製品化を考えていろんな処方のものを試用サンプルを使って見ましたが、
制汗というよりは、デオドラント(臭い消し)くらいにしか作用が見込めません。
制汗すれば、そもそもの臭いの原因である「汗」自体を抑えられるので、制汗作用の高いものを使った方が良いです。
デトランスαで副作用を回避する方法のまとめ
回避する使用方法としては、
- 塗布量の調整
- 塗布の頻度の調整
- 塗布する濃度の調整(水に浸したコットンで薄める)
の3点、これでたいがいの肌トラブルは問題がないかと思います。
肌荒れの懸念があるなら、他の商品を使用する選択肢もあるのでは?というところですが、私が特に気にしているのは「手のひら」の汗です。
一般的に「手のひら」の汗は、「ワキ」の汗よりも止めることが難しく、私の制汗剤の選ぶ最重要ポイント「作用の高さ」なので、ほかを使用することはありません。
また、デトランスα自体にも「弱」「中」「強」と種類があります。
個人的な使用感想ですが、強さ的には、「弱」<<<<「中」<<「強」といった感覚でしょうか。
まずは、1番人気で万人受けしやすい処方の「中(標準)」を使用し、
刺激を感じるようで荒れば、「弱」を、足りないようであれば、「強」を
という選択ができることと、「中」が1番リピート数も多いので、迷ったら「中(標準)」で問題ないと思います。
記事を書いている今にはなるのですが、今は「中」であるデトランスα(標準タイプ)を購入したら、デトランスα(敏感肌用)が無料でセットで付いてくるようです。
肌の弱い方や、デトランスαによる肌刺激を気にしている人は、1個の価格(2,900円プラス送料)で、「標準タイプ」と「敏感肌タイプ」の両方を試すことができるので、今はとてもお買い得だと思います。(私の時はデトランスα(敏感肌用)の代わりに石鹸が付いてきました。)
汗を気にしない生活は、本当によいです。
人と会う時やキーボード操作する際やワキが臭ってるのでは?というような場面で、
今までは自分の「汗」や「ニオイ」を気にして、他人にどう見られているのか気になったりして、過剰にテンパってしまう場面が多々ありました。
でも、「汗」が止まれば、そんな「余計なことを気にしなくて済む」ので、人生の難易度がかなり下ると言えば大袈裟かもですが、本当に毎日がかなり軽くなるといいますか、とにかく快適です。
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